お香は薬??

練り香

お香の原料は白檀(びゃくだん)、丁子(ちょうじ)、桂皮(けいひ)、大茴香(だいういきょう)などありますが、実はほとんどが今も昔も漢方薬として使用されています。

大茴香例えば、大茴香はモクレン科トウシキミの果実、いわゆる八角茴香(英名スターアニス)ですが、よく杏仁豆腐の香りつけに使われる我々おなじみのスパイスです。

余談ですが、お香の生徒様に大茴香を聞いて(嗅ぐことをお香の世界では聞くといいます)いただくと、「中華街の香りですね?」おなか空きました💛とおっしゃられ、、、

お講座の後のお食事に中華街をご案内したりします!

さてその大茴香は漢方薬として健胃薬や去痰剤として使われてきました。
アネトールという成分が多く含まれ、とても甘い味がするもので咳や抗菌作用があります。今ではインフルエンザのタミフルにも使われています。

日本にお香が文献に残っている形で最初に登場するのは、595年推古天皇、聖徳太子が政治を行っていた奈良時代といわれますが、今のようないろいろな材料を混ぜ込んだものではなく、沈香という『香木』で、その木自体が薫るいわば自然のお香でした。

いろいろなお香を効能目的で混ぜ込んだ今のようなお香が日本に入ってきたのは、754年唐の僧、鑑真和上によるもので遣唐使として経典、彫刻の他にお香、『薬』としてのお香を持ち込んだのです。

お香はかつて薬と同意語でした。
仏に供えるお香と同じような地位で香薬として日本に伝えられたのです。

その頃薬の調合を許されたのは、資格を持った僧侶だけで、お香が輸入されたことにより調合されたお香(薬)のお陰で飛躍的に薬の性能が上がったのだそうです。

冒頭の写真は練香(ねりこう)といって、炭の上に灰をかぶせて練香をその上に置いて、間接的にじんわり温めて香りを引き出すお香です。

鑑真和上さんが持ってきたときはこのようなお香(薬)の形だったとされています。
ちょっと正露丸?に見えなくもないですね・・・
実は蜜や梅肉が練りこまれています。

そして現代でもこの練香は存在します。
一般家庭ではなかなかこのお香は使う方は少ないかもしれませんが、茶道を嗜む方にとってはこの香はおなじみかもしれません。

お香教室では天然素材の香材をご用意しております。
お堂に入った瞬間に大黒様に手向けられたお線香の香り、またお香を作っているときに薫る芳香成分で薬効効果があるかもしれません!

実際にお講座の最中に「頭痛が治った}とか「二日酔いがましになった」などのお声もいただくこともございます。

少なくとも、お香の良い薫りで癒されて心がほっこりすることは保証いたします💛

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