煉香

煉香は、またの名を【薫物たきもの】という粉末のお香を炭や蜜で練り込んだ丸薬状の黒いお香です。

源氏物語にも登場する、趣味として楽しむ香りです。
平安時代、宮中では煉香は季節ごとに応じて、またその心情や用途により、主に六種のテーマに分類されています。
これらの煉香には特別に名前があり、 
【六種の薫物 (むくさのたきもの)】 
と言い、下記があります。
⭕️春   「梅花」ばいか・・・梅の花に似たり、 
⭕️夏   「荷葉」かよう・・・蓮の花の香りに通えり、 
⭕️秋(冬)「菊花」きっか・・・菊の花に似た香り 
⭕️冬(秋)「落葉」らくよう・・・木の葉の散る頃のあわれの匂い
季節を問わない香り 
⭕️四季「黒方」くろぼう・・・身に染み渡る香り、格式のある香り 
⭕️冬、四季「侍従」じしゅう・・・ 秋風が吹くようにものの哀れを感じる香り
香宮堂では、季節に合わせた煉香を調合し、お求めいただけるようにいたします。

煉香は、直接火をつけずに、炭や灰を用いて薫く【空薫】、あるいは電気香炉などで間接的に温めて芳香させて香らせるお香です。

⭕️荷葉(かよう)

夏に焚く煉香です。
蓮の花を思わせる香りが漂います。
源氏物語では、花散里が調合した香りとしても有名です。 夏らしい青々とした清涼感をイメージしています。
 
煉香「荷葉」
在庫状態 : 売り切れ
¥2,000(税込)
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煉香「黒方」
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