■ 講座代金 6500円(材料費、お茶 お菓子付き、匂い袋を2個おつくりいただきます)
■ 作業時間 約3時間
秋の七草の1つで知られている
藤袴は古くから日本人に愛されていた植物です。
その名前は広く知られていますが、野生の種は 今や環境省レッドリストの準絶滅危惧種になっており今や気軽にお目にかかれない貴重な植物になってしまいました。
可愛らしいピンクの花やその儚げな立ち姿は、秋の風情を感じ、またそのほんのり甘い桜餅のような香りは古来より中国や日本において、匂い袋として人気だったと言われています。

Illustrated Handscrolls of The Tale of Genji – The MET
万葉集、古今和歌集、また源氏物語の中にもしばしば登場します。こちらは、龍女書「源氏物語絵巻・藤袴の巻」。玉鬘に思いを寄せていた光源氏が、源氏の君は、玉鬘をとりあえず入内させて、時が来たら自分の妻にしようとしているといううわさがありますよ、そんなことをしたら非難を受けますよ」という夕霧の言葉でその思いを断ち切ろうと決心。一方玉鬘は、光源氏はじめ多くの求婚を避けるために入内しようとしていますが、中宮と天皇の愛を奪い合うことになったらどうしよう、、と悩んでいるお話です。
また藤袴の仲間には、蜜を吸いに集まってくるアサギマダラなどの美しい蝶が集まることでも有名です。
皆様でしっとりと秋の香りを調合いたしましょう。
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